![]() 符号点を使用してスケジューリングモードを示す制御チャネルシグナリング
专利摘要:
本発明は、少なくとも2つの異なるスケジューリングモードを提供する移動通信システムにおいて使用するための制御チャネル信号に関する。さらに、本発明は、この制御チャネル信号を生成するスケジューリングユニットと、スケジューリングユニットを備えている基地局とに関する。さらに、本発明は、本発明によって提案される制御チャネル信号を使用してスケジューリングモードを実施するための、移動局および基地局の動作に関する。ユーザデータを送信するための複数の異なるスケジューリング方式の使用を容易にする一方で、制御シグナリングにおいてスケジューリングモードを示すための追加のフラグを回避する目的で、本発明は、既存の制御チャネル信号のフィールドにおける符号点の使用を提案する。さらに、本発明は、本発明による、提案する新規の制御チャネル信号と組み合わせて使用するための特定のスケジューリングモードを提案する。このスケジューリングモードによると、再送においてのみ制御チャネル情報を提供し、最初の送信はブラインド検出を使用して復号化する。 公开号:JP2011511506A 申请号:JP2010541018 申请日:2008-11-18 公开日:2011-04-07 发明作者:クリスティアン ヴェンゲルター 申请人:パナソニック株式会社; IPC主号:H04W72-12
专利说明:
[0001] 本発明は、少なくとも2つの異なるスケジューリングモードを提供する移動通信システムにおいて使用するための制御チャネル信号に関する。さらには、本発明は、この制御チャネル信号を生成するスケジューリングユニットと、スケジューリングユニットを備えている基地局とに関する。さらに、本発明は、本発明によって提案される制御チャネル信号を使用してスケジューリングモードを実施するための、移動局および基地局の動作に関する。] 背景技術 [0002] パケットスケジューリングおよび共有チャネル送信 パケットスケジューリングを採用している無線通信システムにおいては、エアインタフェースリソースの少なくとも一部が複数の異なるユーザ(移動局(MS)またはユーザ機器(UE))に動的に割り当てられる。これらの動的に割り当てられるリソースは、一般には、少なくとも1つの上り共有物理チャネルまたは下り共有物理チャネル(PUSCHまたはPDSCH)にマッピングされる。PUSCHまたはPDSCHは、例えば、以下の構成設定の少なくとも1つを有する。 − CDMA(符号分割多元接続)システムにおいては、1つまたは複数の符号が複数の移動局の間で動的に共有される。 − OFDMA(直交周波数分割多元接続)システムにおいては、1つまたは複数のサブキャリア(サブバンド)が複数の移動局の間で動的に共有される。 − OFCDMA(直交周波数符号分割多元接続)システムまたはMC−CDMA(複数搬送波符号分割多元接続)システムにおいては、上記の組合せが複数の移動局の間で動的に共有される。] [0003] 図1は、1つの共有データチャネルを有するシステムにおける共有チャネル上のパケットスケジューリング体系を示している。サブフレーム(タイムスロットとも称する)は、スケジューラ(例えば物理層またはMAC層のスケジューラ)が動的リソース割当て(DRA)を実行するうえでの最小間隔を反映している。図1においては、1つのサブフレームに等しいTTI(送信時間間隔)を想定している。一般的には、TTIが複数のサブフレームにまたがっていてもよいことに留意されたい。] 図1 [0004] さらには、OFDMシステムにおいて割り当てることのできる、無線リソースの最小単位(リソースブロックまたはリソース単位とも称する)は、一般には、時間領域における1つのサブフレームと、周波数領域における1つのサブキャリア/サブバンドとによって定義される。同様に、CDMAシステムにおいては、無線リソースのこの最小単位は、時間領域における1つのサブフレームと符号領域における符号とによって定義される。] [0005] OFCDMAシステムまたはMC−CDMAシステムにおいては、この最小単位は、時間領域における1つのサブフレームと、周波数領域における1つのサブキャリア/サブバンドと、符号領域における1つの符号とによって定義される。動的リソース割当ては、時間領域においてと、符号/周波数領域において実行することができる。] [0006] パケットスケジューリングの主たる利点は、時間領域スケジューリング(TDS)によるマルチユーザダイバーシチ利得と、ユーザレートの動的な適合化である。] [0007] 高速(および低速)フェージングに起因してユーザのチャネル条件が時間とともに変化するものと想定すると、スケジューラは、ある時点に、時間領域スケジューリングにおいて良好なチャネル条件を有するユーザに、利用可能なリソース(CDMAの場合には符号、OFDMAの場合にはサブキャリア/サブバンド)を割り当てることができる。] [0008] OFDMAにおけるDRAおよび共有チャネル送信の詳細 OFDMAにおいては、時間領域スケジューリング(TDS)による時間領域におけるマルチユーザダイバーシチを利用することに加えて、周波数領域スケジューリング(FDS)によって周波数領域におけるマルチユーザダイバーシチも利用することができる。この理由は、OFDM信号が、周波数領域において、複数の異なるユーザに動的に割り当てることのできる複数の狭帯域サブキャリア(一般にはサブバンドにグループ化されている)から構成されているためである。これによって、マルチパス伝搬による周波数選択的チャネル特性を利用して、ユーザを、そのユーザのチャネル品質が良好である周波数(サブキャリア/サブバンド)上にスケジューリングすることができる(周波数領域におけるマルチユーザダイバーシチ)。] [0009] OFDMAシステムにおいては、実用上の理由から、帯域幅が複数のサブバンドに分割されており、サブバンドは複数のサブキャリアから成る。すなわち、ユーザを割り当てることのできる最小単位は、1サブバンドの帯域幅と、1スロットまたは1サブフレームの持続時間とを有し(1つまたは複数のOFDMシンボルに対応する)、これをリソースブロック(RB)と称する。一般に、サブバンドは連続するサブキャリアから成る。しかしながら、場合によっては、分散している不連続のサブキャリアからサブバンドを形成することが望ましいことがある。さらに、スケジューラは、複数の連続または不連続のサブバンドもしくはサブフレーム、またはその両方にユーザを割り当てることができる。] [0010] 3GPPのLTE(ロングタームエボリューション)(非特許文献1)(http://www.3gpp.orgにおいて入手可能であり、参照によって本文書に組み込まれている)の場合、10MHzのシステム(通常のサイクリックプレフィックス)は、15kHzのサブキャリア間隔での600個のサブキャリアから構成することができる。600個のサブキャリアを、それぞれが180kHzの帯域幅を占める50個のサブバンド(12個の隣接するサブキャリア)にグループ化することができる。1スロットの時間長が0.5msであると想定すると、1リソースブロック(RB)は、この例によると180kHz、0.5msを占める。] [0011] マルチユーザダイバーシチを利用して周波数領域におけるスケジューリング利得を達成する目的で、ユーザのデータは、ユーザのチャネル条件が良好であるリソースブロック上に割り当てるべきである。一般に、このようなリソースブロックは互いに近接しており、したがって、この送信モードは局在型モード(LM:localized mode)とも称される。] [0012] 図2は、局在型モードのチャネル構造の一例を示している。この例においては、隣接するリソースブロックは、時間領域および周波数領域において4つの移動局(MS1〜MS4)に割り当てられている。リソースブロックのそれぞれは、第1層もしくは第2層またはその両方の制御シグナリング(第1層/第2層制御シグナリング)を伝える部分と、移動局のユーザデータを伝える部分とから成る。] 図2 [0013] あるいは、図3に示したように、分散型モード(DM:distributed mode)においてユーザを割り当てることができる。この構成設定においては、ユーザ(移動局)は、ある範囲のリソースブロックに分散している複数のリソースブロック上に割り当てられる。分散型モードにおいては、実施上の複数の異なるオプションが可能である。図3に示した例においては、ユーザのペア(MS1/2とMS3/4)が同じリソースブロックを共有している。いくつかの例示的なさらなる実装上のオプションは、非特許文献2(http://www.3gpp.orgにおいて入手可能であり、参照によって本文書に組み込まれている)に記載されている。] 図3 [0014] なお、サブフレームの中で局在型モードと分散型モードを多重化することが可能であり、この場合、局在型モードおよび分散型モードに割り当てられるリソース(RB)の量は、固定的、準静的(数十ないし数百のサブフレームに対して一定)、または動的(サブフレームごとに異なる)とすることができることに留意されたい。] [0015] 局在型モードおよび分散型モードのいずれにおいても、1つのサブフレームの中で、1つまたは複数のデータブロック(特にトランスポートブロックと称する)を、複数の異なるリソースブロック上において同じユーザ(移動局)に個別に割り当てることができ、ユーザは、同じかまたは異なるサービスまたは同じ自動再送要求(ARQ)プロセスに属していることができる。この状況は、論理的には、異なるユーザを割り当てることと理解することができる。] [0016] 第1層/第2層制御シグナリング パケットスケジューリングを採用しているシステムにおいてデータを正しく受信または送信するための十分な副情報を提供する目的で、いわゆる第1層/第2層制御シグナリング(下り物理制御チャネル:PDCCH)を送信する必要がある。以下では、上りデータ送信および下りデータ送信のための一般的な動作メカニズムについて説明する。] [0017] 下りデータ送信 下り共有チャネルを使用する既存の実装形態(例えば、3GPPベースの高速データパケットアクセス(HSDPA))においては、下りパケットデータ送信に加えて第1層/第2層制御シグナリングが、一般には個別の物理(制御)チャネル上で送信される。] [0018] この第1層/第2層制御シグナリングは、一般には、下りデータの送信に使用される(1つまたは複数の)物理リソース(例えば、OFDMの場合における1つまたは複数のサブキャリア、CDMAの場合における符号)に関する情報を含んでいる。移動局(受信者)は、データの送信に使用されているリソースをこの情報によって識別することができる。制御シグナリングにおけるもう1つのパラメータは、下りデータの送信に使用されるトランスポートフォーマット(transport format)である。] [0019] 一般には、トランスポートフォーマットを示すための可能な方法がいくつか存在する。例えば、データのトランスポートブロックサイズ(ペイロードサイズ、情報ビットサイズ)、変調・符号化方式(MCS)レベル、スペクトル効率、符号化率などをシグナリングすることで、トランスポートフォーマット(TF)を示すことができる。移動局(受信者)は、復調、デ・レートマッチング(de-rate-matching)、および復号化プロセスを開始する目的で、情報ビットサイズ、変調方式、および符号化率を、この情報(通常はリソース割当て情報と組み合わせる)によって識別することができる。場合によっては、変調方式を明示的にシグナリングすることができる。] [0020] さらには、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を採用しているシステムにおいては、HARQ情報も第1層/第2層制御シグナリングに含めることができる。このHARQ情報は、一般には、HARQプロセス番号(移動局は、データがマッピングされているハイブリッドARQプロセスをこの番号によって識別することができる)と、シーケンス番号(sequence number)または新規データインジケータ(new data indicator)(移動局は、送信が新しいパケットなのか再送されたパケットなのかをこれらによって識別できる)と、冗長バージョンあるいはコンステレーションバージョンまたはその両方と、を示している。冗長バージョンおよびコンステレーションバージョンは、それぞれ、使用されているハイブリッドARQ冗長バージョン(デ・レートマッチングに必要である)、および、使用されている変調コンステレーションバージョン(復調に必要である)を、移動局に知らせる。] [0021] HARQ情報におけるさらなるパラメータは、一般には、第1層/第2層制御シグナリングを受信する移動局を識別するUE識別情報(UE ID)である。一般的な実装形態においては、この情報は、別の移動局に読まれないように第1層/第2層制御シグナリングのCRCをマスクするために使用される。] [0022] 次の表(表1)は、非特許文献1(第7.1.1.2.3節を参照 表中、FFS(for further study)は「次の課題」を表す)から公知である、下りスケジューリングのための第1層/第2層制御チャネル信号の構造の例を示している。] [0023] ] [0024] 上りデータ送信 同様に、上り送信についても、上り送信のパラメータを送信者に知らせる目的で、第1層/第2層シグナリングが下りリンク上で送信者に提供される。本質的に、この第1層/第2層制御チャネル信号は、下り送信における第1層/第2層制御チャネル信号と部分的に類似している。上りの第1層/第2層制御チャネル信号は、一般には、UEがデータを送信するのに使用するべき(1つまたは複数の)物理リソース(例えば、OFDMの場合にはサブキャリアまたはサブキャリアブロック、CDMAの場合には符号)と、上り送信用に移動局が使用するべきトランスポートフォーマットとを示す。さらには、第1層/第2層制御情報は、ハイブリッドARQ情報(HARQプロセス番号を示す)と、シーケンス番号または新規データインジケータと、さらには冗長バージョンもしくはコンステレーションバージョンまたはその両方とを備えていることもできる。これに加えて、UE識別情報(UE ID)を制御シグナリングに含めることもできる。] [0025] バリエーション 上述したさまざまな情報を正確に送信する方法には、いくつか異なるバリエーションが存在する。さらには、第1層/第2層制御情報は、さらなる情報を含んでいることもでき、あるいは、いくつかの情報を省くことができる。例えば、HARQプロトコルを使用しない、または同期HARQプロトコルを使用する場合、HARQプロセス番号が必要ないことがある。同様に、例えば、チェィス合成(Chase Combining)を使用する(すなわち、つねに同じ冗長バージョンあるいはコンステレーションバージョンが送信される)場合や、冗長バージョンあるいはコンステレーションバージョンのシーケンスが事前に定義されている場合には、冗長バージョンあるいはコンステレーションバージョンが必要ないことがある。] [0026] 別のバリエーションとして、電力制御情報、あるいはMIMOに関連する制御情報(例えばプリコーディング情報)を制御シグナリングにさらに含めることができる。複数の符号語によるMIMO送信の場合には、複数の符号語のためのトランスポートフォーマットもしくはHARQ情報、またはその両方を含めることができる。] [0027] 上りデータ送信の場合、上に挙げた情報の一部またはすべてを、下りリンク上ではなく上りリンク上でシグナリングすることができる。例えば、基地局は、移動局が送信に使用する(1つまたは複数の)物理リソースを定義するのみとすることができる。したがって、移動局は、トランスポートフォーマット、変調方式、HARQパラメータのうちの少なくとも1つを選択して、上りリンク上でシグナリングすることができる。第1層/第2層制御情報のうちどの部分を上りリンク上でシグナリングし、どの部分を下りリンク上でシグナリングするかは、一般には設計上の問題であり、ネットワークがどの程度の制御を行い、どの程度の自主性を移動局に残すべきかに関するコンセプトに依存する。] [0028] 上り送信および下り送信のための第1層/第2層制御シグナリング構造の、より最近の別の提案は、非特許文献3(http://www.3gpp.orgにおいて入手可能であり、参照によって本文書に組み込まれている)に記載されている。] [0029] 上に示したように、さまざまな国においてすでに配備されているシステム(例えば3GPP HSDPA)のための第1層/第2層制御シグナリングが定義されている。3GPP HSDPAの詳細については、さらに参照するなら、非特許文献4(http://www.3gpp.orgにおいて入手可能)と、非特許文献5とを参照されたい。] [0030] 第1層/第2層制御シグナリングの削減手法 データパケットが小さい、(遅延の影響を大きく受ける)サービス(例えば、VoIP(ボイスオーバーIP)あるいはゲーム)をスケジューリングする場合、小さいデータパケットそれぞれについてシグナリングする必要があるならば、下り第1層/第2層制御シグナリングが極めて多量になることがある。非特許文献6(http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_46/Docs/において入手可能)に記載されているように、5MHzの3GPPLTEシステムにおいては最大400人のVoIPユーザをサポートすることができる。結果として、サブフレームの中の上りリンク上のVoIPパケットが約10個、下りリンク上のVoIPパケットが10個となり、20個の第1層/第2層制御チャネルが要求される(上りデータ送信用の10個と、下りデータ送信用の10個)。上り割当てを伝える第1層/第2層制御チャネルのペイロードサイズが35〜45ビットであり、下り割当てを伝える第1層/第2層制御チャネルのペイロードサイズが約35〜50ビットであると想定すると、結果として、下りの第1層/第2層制御チャネルのオーバーヘッドが約25〜34%となる(第1層/第2層制御チャネルの送信時のQPSKレート1/3と想定する)。このオーバーヘッドは、大きなパケットにおいてデータを送信することのできる他のサービス(例えば、FTP、HTTP、音声/映像ストリーミング)(この場合、下りの第1層/第2層制御チャネルの想定されるオーバーヘッドは約8〜12%である)よりも大幅に大きい。したがって、3GPPLTEの標準化の中で、データパケットの小さいサービスのためのいくつかの削減手法が検討されている。3GPPによって議論されている2つの検討中の方式について、以下に簡潔に説明する。] [0031] 議論されている一方の方式は、(例えば、類似する無線条件による)ユーザをグループ化することに基づいている。この方式の例は、平行する特許文献1、または非特許文献7(http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_57/Documents/において入手可能)に記載されており、いずれも参照によって本文書に組み込まれている。この方式においては、特殊な「グループフォーマット」を有する1つの下り第1層/第2層制御チャネルが使用される。これにより、送信する必要のある「グループフォーマット」の下り第1層/第2層制御チャネルは、「通常の」第1層/第2層制御チャネルよりも少ない。「グループフォーマット」の第1層/第2層制御チャネルのペイロードサイズは、「通常の」第1層/第2層制御チャネルのペイロードサイズよりも大きいが、第1層/第2層制御シグナリングのオーバーヘッドは全体として削減されることが予測される。] [0032] もう1つの例示的な方式は、持続的な割当ての下りリソースを使用し、ブラインド検出を併用することに基づく。この方式の例は、上記の平行する特許文献1、または非特許文献8(http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_56bis/Documents/において入手可能であり、参照によって本文書に組み込まれている)に記載されている。この例示的な方式においては、リソースブロックもしくはサブフレーム、またはその両方の特定のセット(例えば、特定の時間−周波数ウィンドウ)と、場合によってはトランスポートフォーマットの特定のセットとが事前に設定されており、UEは、事前に設定されたトランスポートフォーマットのセットを用いて事前に設定されたリソース上で送信されているであろうパケットに対して、ブラインド復号化を試みる。パケットの最初の送信においては下り第1層/第2層制御チャネルを省くが、再送は下り第1層/第2層制御チャネルによって割り当てられる。パケットの最初の送信のパケット誤り率が相当に低いものと想定すると、第1層/第2層制御シグナリングのオーバーヘッドが減少し、例えば、最初の送信のパケット誤り率が10%の場合、第1層/第2層制御シグナリングのオーバーヘッドを約90%減らすことができる。一般に、このような方式においては、再送と一緒に送信される第1層/第2層制御シグナリングは、最初の送信に関する情報を伝える(例えば、最初の送信が行われたサブフレームについての情報、最初の送信が割り当てられている(1つまたは複数の)リソースブロックについての情報、トランスポートフォーマットについての情報)。] [0033] したがって、下り第1層/第2層制御チャネルの復号化に関して移動局(UE)の複雑さを低減させることが望ましい。さらには、下り第1層/第2層制御シグナリングのオーバーヘッドのさらなる減少と、シグナリング効率の増大とを達成することが望ましい。さらには、複雑ではない単純な下り第1層/第2層制御チャネル構造を実施する方法が、当業者には理解されるであろう。] [0034] 欧州特許出願第06009854.8号「RESOURCE RESERVATION FOR USERSIN A MOBILE COMMUNICATION SYSTEM」 欧州特許出願第07024829.9号「Control Channel Signaling using a Common Signaling Field for Transport Format and Redundancy Version」(出願日:2007年12月20日、代理人整理番号:EP56004)] 先行技術 [0035] 3GPP TR 25.814: “Physical Layer Aspects for EvolvedUTRA”, Release 7, v. 7.1.0, October 2006 3GPP RAN WG#1 Tdoc R1-062089, “Comparison between RB-level and Sub-carrier-level Distributed Transmission for Shared Data Channel in E-UTRA Downlink”, August 2006 3GPP TSG-RAN WG1 #50 Tdoc. R1-073870, “Notes from offline discussions on PDCCH contents”, August 2007 3GPP TS 25.308, “High Speed Downlink Packet Access (HSDPA); Overall description; Stage 2”, version 7.4.0, September 2007 Harri Holma and Antti Toskala, “WCDMAfor UMTS, Radio Access For Third Generation Mobile Communications”, Third Edition, John Wiley & Sons, Ltd., 2004, chapters 11.1 to 11.5 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #46 Tdoc. R1-062179, “VoIP System Performance for E-UTRA Downlink - Additional Results” 3GPP TSG-RAN-WG2 Meeting #57 Tdoc. R2-070758, “Scheduling for downlink“ 3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #56bis R2-070272, “Signalling optimized DL scheduling forLTE” 3GPP RAN WG1 Meeting #51 Tdoc. R1-074582, “Downlink Resource Allocation Mappingfor E-UTRA”] 課題を解決するための手段 [0036] 本発明の主たる一態様は、制御チャネル信号(例えば本明細書において前述した第1層/第2層制御チャネル)において少なくとも1つのいわゆる符号点(code point)を定義することである。したがって、符号点は、制御チャネル信号のフィールドの1つの特定の値であって、プロトコルデータユニットとしての関連するユーザデータを送信するためのスケジューリングモードと、制御チャネルフォーマットとを示す値、と考えることができる。あるいは、制御チャネル信号の2つ以上のフィールドによって表される値の特定の組合せとして、符号点を定義することもできる。同様に、制御チャネル信号における複数の異なる符号点を定義することができる。] [0037] 符号点を使用することによって達成できる1つの利点は、スケジューリングモードあるいは制御チャネルフォーマットを示すフラグフィールドが回避されることである。これによって、制御チャネルのサイズと、したがってシグナリングのオーバーヘッドとが減少する。] [0038] 本発明の別の態様によると、サービスのユーザデータを送信するのに複数の異なるスケジューリングモードを使用することができ、この場合、特定のスケジューリングモードの使用を識別するために符号点を使用する。異なるスケジューリングモードでは、制御チャネル信号の異なるフォーマットを利用することができ、したがって、符号点は、制御チャネルの特定のフォーマットをさらに示す。] [0039] さらには、複数の異なるスケジューリング方式を使用することによって、制御チャネルシグナリングにおける柔軟性も高まり、制御チャネルのオーバーヘッドを減らすことができる。例えば、2つの異なるスケジューリングモードを定義することができ、一方のスケジューリングモードでは、プロトコルデータパケットの再送において制御チャネル情報をシグナリングするのみである(これとは対照的に、他方の第2のスケジューリングモードでは、プロトコルデータユニットの各送信において制御チャネル信号を提供することができる)。この例示的なスケジューリングモードは、例えば、プロトコルデータユニットの(平均)ユーザデータサイズが他のサービスタイプと比較して小さい、遅延の影響を大きく受けるサービスのユーザデータを送信する場合に、有利である。] [0040] 本発明の一実施形態によると、制御チャネル信号が定義される。この制御チャネル信号は、少なくとも2つの異なるスケジューリングモードを提供する移動通信システムにおいて使用するのに適している。この制御チャネル信号は、複数のビットから成る少なくとも1つの制御情報フィールドを備えており、少なくとも1つの制御情報フィールドのビットによって表すことのできる値の少なくとも1つが、プロトコルデータユニットとしての関連するユーザデータを送信するためのスケジューリングモードと、制御チャネルフォーマットとを、受信者に示す符号点、を定義している。あるいは、上述したように、制御チャネル信号における複数の異なる制御情報フィールドの所定の値の組合せによって、符号点を定義することもできる。例えば、少なくともHARQプロセスフィールドとRVフィールドとを使用して、符号点を定義することができる。] [0041] 一バリエーションにおいては、制御チャネル信号のビットの数が、少なくとも2つのスケジューリングモードにおいて等しい。このことは、例えば、制御チャネルのレートマッチングを単純化する、あるいは移動局が復号化しなければならない異なる制御チャネルサイズの数を減らすうえで有利である。] [0042] 符号点によってスケジューリングモードを示すために使用される少なくとも1つの制御チャネルフィールドは、すべての制御チャネルフォーマットにおいて制御チャネル信号の中の一定のポジションに位置させることができる。したがって、複数の異なるスケジューリングモードにおける制御チャネルフォーマットのサイズが等しく、符号点を示す(1つまたは複数の)制御チャネルフィールドが一定のポジションに位置している場合、制御チャネル信号の受信者が制御チャネル信号の中で符号点を検出することが単純化される。] [0043] あるいは、本発明の別の実施形態においては、制御チャネル信号は、複数の符号点を示す。これらの複数の符号点は、1つのスケジューリングモードを使用することと、プロトコルデータユニットの異なるトランスポートフォーマットとを示す。したがって、(1つまたは複数の)制御チャネルフィールドのビットによって表すことのできる1つの特定の値を符号点として定義できるのみならず、複数の異なる値を使用して複数の異なる符号点を示すことができる。複数の符号点を定義することができるが、これらの複数の異なる符号点は、必ずしも対応する数の異なるスケジューリングモードを示していなくてもよい。例えば、制御チャネルフィールドに定義されているすべての符号点が、同じスケジューリングモードにおける複数の異なる制御チャネル情報を示していることができる。] [0044] 本発明の例示的な一実施形態においては、符号点は、制御チャネル信号に含まれているHARQプロセスフィールドの特定の値として指定される。例えば、あるスケジューリングモードに対して1つのHARQプロセスを予約することができ、その予約されたHARQプロセスを示すHARQプロセスフィールドのビットによって表される値が、符号点を定義する。したがって、この例においては、符号点は、スケジューリングモードを示しており(このスケジューリングモードに応じて残りの制御チャネル信号を解釈することができる)、それと同時に、プロトコルデータユニットのHARQプロセスを指定している。] [0045] 本発明の別の代替実施形態においては、符号点を定義する少なくとも1つの制御情報フィールドは、制御チャネル信号のリソース割当てフィールドである。このリソース割当てフィールドは、オプションとしてヘッダーを備えていることができ、リソース割当てフィールドのヘッダーのビットの特定の組合せによって、符号点を定義することができる。] [0046] 別の実施形態においては、符号点を定義する、制御チャネル信号の制御情報フィールドは、制御チャネル信号のトランスポートフォーマットフィールドである。例えば、このトランスポートフォーマットフィールドは複数の符号点を示すことができ、この場合、これら複数の符号点のサブセットが1つのスケジューリングモードの使用を示す。] [0047] 本発明のさらなる実施形態によると、符号点を定義する制御情報フィールドを使用して、持続的なスケジューリングモードまたは動的なスケジューリングモードのいずれかを示す。] [0048] 本発明の別の実施形態は、少なくとも2つの異なるスケジューリングモードを提供する移動通信システムにおいて使用するためのスケジューリングユニットに関する。この例示的な実施形態によると、スケジューリングユニットは、本文書に定義されている制御チャネル信号を生成および送信することができる。] [0049] この実施形態のバリエーションにおいては、スケジューリングユニットは、ユーザデータの送信に第1のスケジューリングモードが使用される場合に、プロトコルデータユニットの再送においてのみ制御チャネル信号を送信するように、さらにされている。] [0050] 例示的な実施形態においては、スケジューリングユニットは、しきい値より小さいサイズを有するプロトコルデータユニットの送信に第1のスケジューリングモードを使用するようにされている(例えば、遅延の影響を大きく受けるサービス(例えばVoIP)のプロトコルデータユニットの場合)。しきい値より大きいかそれに等しいサイズを有するプロトコルデータユニットの送信には、第2のスケジューリングモードを使用することができる(すなわち、例えば遅延の影響が小さいサービスのユーザデータの場合)。] [0051] 別の例示的な実施形態においては、スケジューリングユニットは、第1のセットの優先度キューまたは論理チャネルにマッピングされているプロトコルデータの送信に第1のスケジューリングモードを使用するようにされている(例えば、遅延の影響を大きく受けるサービス(例えばVoIP)のプロトコルデータユニットの場合)。第2のスケジューリングモードは、第2のセットの優先度キューまたは論理チャネルにマッピングされているプロトコルデータユニットの送信に使用することができる(すなわち、例えば遅延の影響が小さいサービスのユーザデータの場合)。] [0052] 上述したように、異なるスケジューリングモードでは異なる制御チャネルフォーマットとすることができ、したがって、スケジューリングユニットは、ユーザデータの送信に使用されるスケジューリングモードに応じて、異なる制御チャネル信号フォーマットを生成することができる。] [0053] 本発明の別の実施形態によるスケジューリングユニットは、符号点を定義する少なくとも1つの制御情報フィールドとして、制御信号のHARQプロセスフィールドを使用する。この実施形態の例示的なバリエーションにおいては、1つのスケジューリングモードに対して1つのHARQプロセスが予約されており、予約されているHARQプロセスを示すHARQプロセスフィールドのビットによって表される値が、符号点を定義する。] [0054] あるいは、本発明のさらなる実施形態によると、制御情報フィールドは、制御チャネル信号のトランスポートフォーマットフィールドである。この例示的な実施形態においては、トランスポートフォーマットフィールドは、例えば複数の符号点を定義することができ、これら複数の符号点のサブセットが、例えば1つのスケジューリングモードの使用を示すことができる。] [0055] 本発明の別の例示的な実施形態においては、第1のスケジューリングモードが持続的なスケジューリングモードであり、第2のスケジューリングモードが動的なスケジューリングモードである。] [0056] 本発明の別の実施形態は、本文書に記載されている本発明の複数の異なる実施形態の1つによるスケジューリングユニット、を備えている基地局、を提供する。] [0057] 本発明の一実施形態においては、基地局は、スケジューリングユニットによって生成される制御チャネル信号と、ユーザデータを備えているプロトコルデータユニットとを移動端末に送信する送信器ユニット、をさらに備えている。基地局は、プロトコルデータユニットを送信するのに少なくとも2つの異なるスケジューリングモードのうち第1のスケジューリングモードが使用される場合に、プロトコルデータユニットの再送においてのみ制御チャネル信号を送信するように、基地局の送信器ユニットをさらに制御することができる。] [0058] 別の実施形態による基地局は、移動局からのフィードバックメッセージを受信する受信器ユニットをさらに備えている。フィードバックメッセージは、基地局によって以前に送信されたプロトコルデータユニットが移動局によって正常に復号化されたかを示す。] [0059] 本発明のいくつかの実施形態においては、第1のスケジューリングモードを使用してユーザデータが移動端末に送信され、ユーザデータを伝えるプロトコルデータユニットの最初の送信に対するフィードバックメッセージが基地局の受信器ユニットによって受信される。このフィードバックメッセージは、プロトコルデータユニットが移動局によって正常に復号化されなかったことを示しているものと想定することができる。したがって、基地局は、自身のスケジューリングユニットに、プロトコルデータユニットの再送のための制御チャネル信号を生成させる。さらに、基地局は、自身の送信器ユニットに、プロトコルデータユニットおよび生成された制御チャネル信号を移動局へ再送させることができる。この制御チャネル信号は、プロトコルデータユニットの再送および最初の送信に使用されたトランスポートフォーマットおよび下り物理チャネルリソースを、少なくとも示している。] [0060] 本発明のさらなる実施形態は、移動通信システムにおいて使用するための移動局であって、プロトコルデータユニットの形におけるユーザデータを下りリンク上で受信する移動局、に関する。この移動局は受信器ユニットを備えており、この受信器ユニットは、下り物理チャネルのサブフレームを基地局から受信し、受信されたサブフレームに対してブラインド検出を実行することによって、受信されたサブフレームの中でユーザデータを伝えるプロトコルデータユニットの最初の送信を復号化する。この移動局は、ブラインド検出においてプロトコルデータユニットが正常に復号化されなかったことを示す否定フィードバック(negative feedback)を基地局に送信する送信器ユニット、をさらに備えている。この否定フィードバックに対応して、受信器ユニットは、制御チャネル信号を備えている、下り物理チャネルの別のサブフレーム、を基地局から受信し、制御チャネル信号は、プロトコルデータユニットの再送および最初の送信に使用されたトランスポートフォーマットおよび下り物理チャネルリソースを示している。したがって、移動局の復号器は、この制御チャネル信号に基づいてプロトコルデータユニットを復号化する。] [0061] 本発明のさらなる実施形態においては、移動局は、正常に復号化されなかったプロトコルデータユニットの最初の送信を一時的に格納しておくための(軟)バッファ(例えばHARQバッファ)、を備えている。復号器は、プロトコルデータユニットの最初の送信および再送をソフトコンバイニング(軟合成)し(soft combine)、次いで復号化する。] [0062] 本発明の別の実施形態は、命令を格納しているコンピュータ可読媒体であって、命令が基地局のプロセッサによって実行されたとき、それに起因して、基地局が、移動通信システムにおいて制御チャネル信号を提供する、コンピュータ可読媒体、を提供する。命令によって、基地局は、本明細書に記載されているさまざまな実施形態の1つに従って制御チャネル信号を生成し、生成した制御チャネル信号を物理チャネルのサブフレームにおいて送信することによって、移動通信システムにおいて制御チャネル信号を提供する。] [0063] 本発明のさらなる実施形態は、命令を格納しているコンピュータ可読媒体であって、命令が移動局のプロセッサによって実行されたとき、それに起因して、移動局が、プロトコルデータユニットの形におけるユーザデータを下りリンク上で受信する、コンピュータ可読媒体、に関する。ユーザデータの受信は、以下のステップ、すなわち、下り物理チャネルのサブフレームを基地局から受信し、受信されたサブフレームに対してブラインド検出を実行することによって、受信されたサブフレームの中でユーザデータを伝えるプロトコルデータユニットの最初の送信を復号化するステップと、ブラインド検出においてプロトコルデータユニットが正常に復号化されなかったことを示す否定フィードバックを基地局に送信するステップと、否定フィードバックに対応して、制御チャネル信号を備えている、下り物理チャネルの別のサブフレーム、を基地局から受信するステップであって、制御チャネル信号が、プロトコルデータユニットの再送および最初の送信に使用されたトランスポートフォーマットおよび下り物理チャネルリソースを示している、ステップと、プロトコルデータユニットをこの制御チャネル信号に基づいて復号化するステップと、によって行われる。] [0064] 本発明の実施形態によるコンピュータ可読媒体は、さらなる命令を格納しており、この命令が移動局のプロセッサによって実行されたとき、それに起因して、移動局が、正常に復号化されなかったプロトコルデータユニットの最初の送信、を一時的にバッファに格納し、プロトコルデータユニットの最初の送信および再送をソフトコンバイニングし、次いで復号化する。] [0065] 以下では、本発明について、添付の図面を参照しながらさらに詳しく説明する。図面において、類似するまたは対応する細部には、同じ参照数字を付してある。] 図面の簡単な説明 [0066] OFDMAシステムにおける、ユーザへの例示的なデータ送信を示している。 OFDMAシステムにおける、第1層/第2層制御シグナリングの分散型マッピングを有する局在型モード(LM)でのユーザへの例示的なデータ送信を示している。 OFDMAシステムにおける、第1層/第2層制御シグナリングの分散型マッピングを有する分散型モード(DM)でのユーザへの例示的なデータ送信を示している。 本発明の一実施形態による、特定のスケジューリングモード(スケジューリングモード2)における2つの例示的な第1層/第2層制御チャネル信号フォーマットを示している。 本発明の一実施形態による例示的な第1層/第2層制御チャネル信号を示しており、この信号では、HARQフィールドを使用してスケジューリングモードを示し、制御チャネル信号におけるTF/RV/NDIフィールドの使用はスケジューリングモードに依存する。 本発明の一実施形態による別の例示的な第1層/第2層制御チャネル信号を示しており、この信号では、HARQフィールドを使用してスケジューリングモードを示し、制御チャネル信号におけるリソース割当て(RA)フィールドおよびTF/RV/NDIフィールドの使用がスケジューリングモードに依存する。 スケジューリングモード1を使用してデータを送信する場合における、本発明の実施形態による、基地局と移動局との間の例示的なメッセージ交換を示している。 図7のメッセージ交換を実施することのできる、本発明の一実施形態による移動通信システムを示している。 本発明の一実施形態による、基地局の例示的な動作の流れ図を示している。 スケジューリングモード1を使用するときの、本発明の例示的な実施形態による、移動局の例示的な動作の流れ図を示している。] 図7 実施例 [0067] 以下では、本発明のさまざまな実施形態について説明する。例示のみを目的として、実施形態のほとんどは、上の背景技術において説明したSAE/LTEに従った(E−)UMTS通信システムに関連して概説してある。本発明は、例えば、移動通信システム(例えば前述したSAE/LTE通信システム)と組み合わせて、あるいは多搬送波システム(例えばOFDMベースのシステム)と組み合わせて有利に使用できるが、本発明はこれらの特定の例示的な通信ネットワークにおける使用に制限されないことに留意されたい。] [0068] 本発明のさまざまな実施形態について以下にさらに詳しく説明する前に、本文書において頻繁に使用しているいくつかの用語の意味と、それらの相互関係および依存性について、以下に簡潔に説明しておく。プロトコルデータユニットは、一般的には、ユーザデータの1つまたは複数のトランスポートブロックを伝えるために使用される、特定のプロトコル層のデータパケットと考えることができる。ユーザデータは、一般にはサービス(例えばVoIPサービス)に関連付けられる。] [0069] 本発明のいくつかの実施形態においては、プロトコルデータユニットは、MACプロトコルデータユニット(MACPDU)、すなわち、MAC(メディアアクセス制御)プロトコル層のプロトコルデータユニットである。MAC PDUは、MAC層によってPHY(物理)層に提供されるデータを伝える。一般には、1回のユーザ割当て(ユーザあたり1つの第1層/第2層制御チャネル(PDCCH))において、1つのMAC PDUが第1層上の1つのトランスポートブロック(TB)にマッピングされる。トランスポートブロックは、第1層とMAC(第2層)との間で交換される基本的なデータ単位を定義している。一般には、MAC PDUをトランスポートブロックにマッピングするとき、1つまたは複数のCRCが加えられる。トランスポートブロックサイズは、トランスポートブロックのサイズ(ビットの数)として定義される。トランスポートブロックサイズには、定義に応じて、CRCビットを含める、または除外することができる。] [0070] トランスポートフォーマットは、一般的には、トランスポートブロックの送信に適用される変調・符号化方式(MCS)もしくはトランスポートブロックサイズ、またはその両方を定義し、したがって、適切な変調(復調)および符号化(復号化)を行ううえで必要である。3GPPベースのシステム(例えば、非特許文献1に記載されているシステム)においては、変調・符号化方式と、トランスポートブロックサイズと、リソース割当てサイズとの間には、以下の関係が成り立つ。] [0071] TBS=CR・M・NRE この式において、NREは、割り当てられるリソース要素(RE)の数(1つのリソース要素は1個の変調シンボルと同じである)であり、CRは、トランスポートブロックの符号化における符号化率、Mは、1個の変調シンボルにマッピングされるビットの数(例えば16−QAMの場合にはM=4)である。] [0072] 上述したこの関係のため、第1層/第2層制御シグナリングでは、トランスポートブロックサイズまたは変調・符号化方式のいずれかを示すのみでよい。変調・符号化方式をシグナリングするべきである場合、このシグナリングを実施する方法としていくつかのオプションが存在する。例えば、変調および符号化それぞれのための個別のフィールド、または変調パラメータおよび符号化パラメータの両方のための共用フィールド(joint field)を予測することができる。トランスポートブロックサイズをシグナリングするべきである場合には、一般には、トランスポートブロックサイズを明示的にシグナリングするのではなく、TBSインデックスとしてシグナリングする。実際のトランスポートブロックサイズを求めるためのTBSインデックスの解釈方法は、例えば、リソース割当てサイズに依存させることができる。] [0073] 以下では、第1層/第2層制御シグナリングにおけるトランスポートフォーマットフィールドが、変調・符号化方式またはトランスポートブロックサイズのいずれかを示しているものと想定する。この場合、トランスポートブロックのトランスポートブロックサイズは、一般には送信中に変化しない。しかしながら、トランスポートブロックサイズが変化しない場合でも、例えばリソース割当てサイズが変化すると、個々の送信の変調・符号化方式が変化しうる(上述した関係において明らかである)。] [0074] 本発明の主たる発想は、1つまたは複数のいわゆる符号点を制御チャネル信号に導入することである。符号点とは、制御チャネル信号フォーマットにおける(複数のフィールドのうちの)1つのフィールドのビットの組合せによって表すことのできる特定の値である。あるいは、制御チャネル信号における複数の異なるフィールドの値の特定の組合せとして、符号点を定義することができる。] [0075] 制御チャネル信号において定義される(1つまたは複数の)符号点は、関連するユーザデータ(プロトコルデータユニットの形における)を送信するのに特定のスケジューリングモードを使用することを示す。制御チャネル信号の受信者(例えば移動局)は、使用されているスケジューリングモードを符号点に基づいて認識し、制御チャネル信号の情報(すなわち、制御チャネル信号におけるさまざまなフィールドのビットによって示されている値)を、符号点(したがって、符号点によって示されるスケジューリングモード)に基づいて解釈することができる。] [0076] 符号点は、スケジューリングモードを示すための制御チャネル信号における(追加の)フラグ(またはビット)とは異なり、制御チャネル信号の(少なくとも1つの)フィールドの(少なくとも)1つの所定の値に対応する。] [0077] 符号点を使用することによって、制御シグナリングの追加のオーバーヘッド(例えば、スケジューリングモードを示すための追加のフラグによって生じるオーバーヘッド)が回避される。例えば、ユーザデータを伝える関連するプロトコルデータユニットを送信するのに使用されるHARQプロセス番号を示す、制御チャネル信号におけるHARQフィールドが、3ビットを有する(8つの異なる値をシグナリングできる)場合に、利用可能なHARQプロセスが6つのみであることがある。したがって、「残っている」値の一方(または両方)を、異なるスケジューリングモードを示すための符号点(または個々の符号点)として定義することができる。あるいは、利用可能なHARQプロセスが8つ(番号0〜7)存在しており、プロセスの1つ(または複数)(例えばプロセス番号7=1112)が、VoIPサービスデータを伝送するように構成設定されていることがある。したがって、この特定のHARQプロセス番号(例えばプロセス番号7=1112)を、特定のスケジューリングモード(したがってオプションとして特定の制御チャネル信号フォーマット)を指定する符号点とすることができる。いずれの例においても、第2のスケジューリングモードを示すための追加のフラグが必要なく、これによって、制御シグナリングのオーバーヘッドが減少する。] [0078] 本発明の一実施形態においては、制御チャネル情報信号のフォーマット(例えば、信号のフィールド、フィールドの内容、フィールドのサイズ、さまざまなフィールド値の解釈、のうちの少なくとも1つに関する制御チャネルの設定)は、各スケジューリングモードに依存する。例えば、利用可能な2つの異なるスケジューリングモードが存在し、スケジューリングモードそれぞれにおいて異なる制御チャネル信号フォーマットが指定されるものと想定することができる。スケジューラ(例えば基地局内に位置している)が、2つのスケジューリングモードのうちの第1のモードを指定する制御チャネル信号を、符号点の「値」をシグナリングすることによって送るならば、その制御チャネル信号の受信者(例えば移動局)は、第1の参照情報を使用して制御チャネル情報を解釈し、第2のスケジューリングモードが示されている場合、受信者は第2の参照情報を使用して制御チャネル情報の内容を解釈する。制御チャネル信号のサイズ(制御チャネルに消費されるビットの数に基づく)は、スケジューリングモードに関係なく同じである。スケジューリングモードは、符号点が設定されていない(すなわち、符号点を定義していない値がシグナリングされる)ことによって、暗黙的に示される。] [0079] 本発明の有利な実施形態においては、異なるスケジューリングモードは、ユーザサービス(ユーザデータ)の異なるサービスタイプに関連付けられている。例えば、比較的サイズが小さい(例えば、特定のしきい値より小さい)、送信対象のプロトコルデータユニットのみが一般に生成され、したがって従来のシステムでは制御シグナリングのオーバーヘッドがユーザデータと比較して高い割合となるサービスのユーザデータを送信するのに、第1のスケジューリングモードを使用することができる。このようなサービスの一例は、遅延の影響を大きく受けるサービス(VoIPなど)であり、小さいデータパケット(またはプロトコルデータユニット)のみが送信されるため、制御チャネルシグナリングのオーバーヘッドが大きくなりうる。第2のスケジューリングモードは、例えば従来のスケジューリングモードとすることができ、制御チャネルシグナリングは、背景技術において説明したように設計することができる。] [0080] 小さいパケットのプロトコルデータユニットが生成されることは、システムのスループットに関する別の欠点につながりうる。一般に、制御チャネルの数は制限されている(例えば、制御シグナリングは、物理データチャネルのサブフレームについてN個の異なる送信を示すことができるのみである)。したがって、制御チャネルによってシグナリングできるのは、サブフレームあたりプロトコルデータユニットのM個の送信のみである。しかしながら、小さいサイズのプロトコルデータユニットが生成されるサービスが主として送信される場合、M個のプロトコルデータユニットを送信するのに、ユーザデータの送信に利用可能な物理データチャネルのサブフレームにおけるすべての物理無線リソース(リソースブロック)が必要とされないことがあり、したがって、システムリソースが無駄になる。したがって、本発明の一実施形態によると、一般にサイズの小さいプロトコルデータユニットが生成されるユーザサービス(例えばVoIPサービス)を、1つのスケジューリングモード(スケジューリングモード1)を使用してスケジューリングし、それ以外のサービスを別のスケジューリングモード(スケジューリングモード2)を使用してスケジューリングする。] [0081] ユーザサービスが、一般にサイズの小さいプロトコルデータユニットを生成するかは、例えば、サービスのサービスクラス(サービスのタイプ)によって決める、または、そのサービスによって提供されるプロトコルデータユニットの(平均)サイズに基づいて判定することができる。] [0082] 通信システムにおいて制御チャネル信号のサイズは、例えば単純なレートマッチングをサポートするために一定である(制御チャネルあたりNビット)ものと想定できるため、制御チャネルのサイズに対するプロトコルデータユニットのサイズの比率は直接的には向上しない。しかしながら、この実施形態においては、サイズの小さいプロトコルデータユニットが生成されるサービスのプロトコルデータユニットを最初に送信するときに、制御チャネルを省くことができる。] [0083] 代わりに、サービスの受信者(例えば移動局)は、物理データチャネルからサブフレームを受信し、その情報をブラインド検出を使用して復号化することでプロトコルデータユニットの取得を試みる。移動局が、受信したサブフレームの情報の復号化を、使用されうるトランスポートフォーマットすべて(すなわち通信システムにおいて利用可能である変調・符号化方式すべて)を使用して試みなければならない状況を回避する目的で、ブラインド検出の試行回数が妥当な数まで減るように、スケジューリングモードと組み合わせて使用することのできるトランスポートフォーマットを事前に設定しておくことができる。あるいは、ブラインド検出を使用して復号化するために移動局が試すべきトランスポートフォーマット、もしくは、移動局が受信してブラインド復号化(blind decoding)を試みるべきサブフレーム(例えば、k番目ごとのサブフレーム)、またはその両方を、(例えば上位のプロトコル層における)制御シグナリングによって(事前に)設定することもできる。] [0084] ブラインド検出に失敗した場合、すなわち、受信したサブフレームにおいてプロトコルデータユニットを正常に復号化できない場合、移動局は、受信したサブフレームの物理チャネル情報(例えば、受信した変調シンボルの受信した軟値、またはデマッピングされた変調シンボルの対数尤度比)を、バッファ(例えばHARQバッファ)に格納しておき、否定応答を送信者に送ることができる。送信者は、そのプロトコルデータユニットの再送を、その再送に関連する制御チャネル信号と一緒に送ることによって、否定応答に応えることができる。したがって、この例示的な実施形態においては、プロトコルデータユニットの最初の送信においては制御チャネル信号が送られず、その再送においてのみ送られる。再送の回数は、最初の送信の回数よりも大幅に小さいものと考えられるため、小さいパケットサイズが生成されるサービス(VoIPサービスなど)のユーザデータの場合、このスケジューリングモード(スケジューリングモード1)においては、ユーザデータを送信するための制御シグナリングのオーバーヘッドを大幅に減らすことができる。それ以外のサービスは、もう1つのスケジューリングモード(スケジューリングモード2)を使用してスケジューリングすることができ、このモードは、例えば従来のスケジューリングモード(ユーザデータの送信すべてに制御チャネル信号が伴う)とすることができる。] [0085] なお、ブラインド検出手順の正確な実施方法は、本発明の範囲外であり、システムの設計および要件に依存する。ブラインド検出は、一般的には試行錯誤方式に類似するコンセプトに基づいており、受信側装置は、物理チャネルリソース(例えばサブフレーム)を受信し、複数の異なるリソース割当ておよびトランスポートフォーマットを試すことによって、受信した情報の復号化を試みて、受信した物理チャネルリソースの情報を復調および復号化する。受信側装置に要求される計算負荷を軽減する目的で、いくつかの実装形態では、ブラインド検出を使用して受信される送信に対して、特定の数の異なるリソース割当ておよびトランスポートフォーマットのみを事前定義または設定するのみである。さらには、受信側装置は、物理チャネルの特定のサブフレーム(例えばk番目ごとのサブフレーム)の受信を試みるのみとすることができ、あるいは、受信してブラインド検出を実行する対象のサブフレームを、上述したように(例えば上位のプロトコル層における)制御シグナリングによって(事前に)設定することができる。] [0086] 次に、本明細書に記載したさまざまな実施形態の1つによる、制御チャネル信号の送信者および制御チャネル信号の受信者の動作について、さらに詳しく説明する。以下の説明は、例示として、下り(共有)物理チャネルを介して下りデータを送信する場合に関連する。説明を目的として、図8に例示した3GPPLTEネットワークを想定する。図8の移動通信システムは、少なくとも1つのアクセス・コアゲートウェイ(ACGW:Access and Core Gateway)とNodeBとから成る「2ノードアーキテクチャ」を有すると考えられる。ACGWは、コアネットワークの機能(例えば、呼のルーティング、外部ネットワークとのデータ接続)を処理することができ、さらに、RANのいくつかの機能を実施することができる。したがって、ACGWは、最近の3GネットワークにおいてGGSNおよびSGSNによって実行される機能と、RANの機能(例えば、無線リソース制御(RRC)、ヘッダー圧縮、暗号化/整合性保護)とを兼ね備えているものと考えることができる。] 図8 [0087] 基地局(NodeBまたはeNodeB(エンハンスドノードB)とも称する)は、例えば、データの分割/連結、リソースのスケジューリングおよび割当て、多重化、物理層の機能といった機能のみならず、RRC機能(例えば外部ARQ)を処理することができる。例示のみを目的として、eNodeBは1つのみの無線セルを制御するように図示してある。当然ながら、ビーム形成アンテナもしくは他の技術、またはその両方を使用することにより、eNodeBがいくつかの無線セルあるいは論理無線セルを制御することもできる。] [0088] この例示的なネットワークアーキテクチャにおいては、移動局(UE)と基地局(eNodeB)との間のエアインタフェース上の上りリンクもしくは下りリンクまたはその両方において、(プロトコルデータユニットの形における)ユーザデータを伝えるために共有データチャネルを使用することができる。この共有チャネルは、例えば、3GPPLTEシステムにおいて公知である上り共有物理チャネルまたは下り共有物理チャネル(PUSCHまたはPDSCH)とすることができる。さらには、共有データチャネルおよび関連する制御チャネルを、物理層リソースに図2または図3に示したようにマッピングすることも可能である。] 図2 図3 [0089] 制御チャネル信号/情報は、関連するユーザデータ(プロトコルデータユニット)がマッピングされているのと同じサブフレームにマッピングされる個別の(物理)制御チャネル上で送信することができ、あるいは、関連する情報を含んでいるサブフレームよりも先行するサブフレームにおいて送ることができる。一例においては、移動通信システムは3GPPLTEシステムであり、制御チャネル信号は第1層/第2層制御チャネル情報(例えば、下り物理制御チャネル(PDCCH)上の情報)である。複数の異なるユーザ(またはユーザのグループ)の第1層/第2層制御チャネル情報それぞれを、図2および図3に例示的に示したように、上り共有チャネルまたは下り共有チャネルの特定の部分にマッピングすることができ、これらの図においては、複数の異なるユーザの制御チャネル情報が下りサブフレームの最初の部分(「制御」)にマッピングされている。] 図2 図3 [0090] 図7は、スケジューリングモード1を使用してデータを送信する場合における、本発明の実施形態による、基地局と移動局との間の例示的なメッセージ交換を示している。このメッセージ交換は、図8に示した移動通信ネットワークにおいて実行することができる。図7における例は下りデータ送信に関連しているため、図7に示した送信者は図8における基地局/NodeB NB1に対応すると想定することができ、図7に示した受信者は、図8における移動局/UE MS1に対応すると想定することができる。図7においては、一般的に、受信者側でのデータの正常な復号化が確保されるように、データ(プロトコルデータユニット)の送信者(この場合には基地局NB1)と受信者(この場合には移動局MS1)との間で再送プロトコル(例えばハイブリッドARQ)が使用されるものと想定することができる。] 図7 図8 [0091] 本発明の実施形態によるこの例示的な3GPPLTEシステムにおいては、移動局は、大きなデータパケットを使用して送信されるサービス(例えば、FTP(ファイル転送プロトコル)、HTTP(ハイパーテキストトランスファープロトコル)、音声/映像ストリーミング)と、小さいデータパケットを使用して送信されるサービス(例えば、VoIP(ボイスオーバーIP)、ゲーム)とを、同時に実行することができる。背景技術において説明したように、小さいデータパケットを使用するサービスにおいては、下り第1層/第2層制御シグナリングを減らすことが望ましい。この例示的な実施形態においては、一般にパケットサイズが小さいサービスのプロトコルデータユニット(PDU)の送信に第1のスケジューリングモード(スケジューリングモード1)が使用され、それ以外のサービスには、「通常の」第2のスケジューリングモード(スケジューリングモード2)が採用される。したがって、移動局は、第1のスケジューリングモードまたは第2のスケジューリングモードによって送信されたデータを、以下に定義するように受信することができる。] [0092] スケジューリングモード1では、持続的なリソース割当てを使用し、下りデータの受信、復調、および復号化にブラインド検出を使用することによって、第1層/第2層制御シグナリングのオーバーヘッドを減らすことができる。したがって、第1層/第2層制御チャネルは、プロトコルデータユニット(パケット)の最初の送信においては送信されず、プロトコルデータユニットの1回目の再送(およびオプションとして、さらなる再送のすべてまたは選択される再送)においてのみ送信される。] [0093] スケジューリングモード2は、「通常の」または「動的な」スケジューリングモードと考えることができる。このスケジューリングモードにおいては、パケットの最初の送信に対して、第1層/第2層制御チャネルを介してシグナリングされ、再送に対しては、HARQの動作(例えば、非同期または同期、あるいは適応的または非適応的)に応じて第1層/第2層制御チャネルを介してシグナリングされる、またはシグナリングされない。このスケジューリングモードは、例えば、背景技術に提案されているスケジューリングに従って、または本出願人の平行する特許文献2(この文書は参照によって本文書に組み込まれている)に記載されているように、実施することができる。] [0094] さらには、例示を目的として、1つのサブフレームおよび1つのリンク(上りリンクまたは下りリンク)においては、移動局MS1はスケジューリングモード1またはスケジューリングモード2のいずれかに割り当てられるものと想定することができる。したがって、1つのサブフレームの中で両方のモードに同時に割り当てられることはない。しかしながら、異なるサブフレームにおいてはスケジューリングモードを変更することができる。さらに、1つのサブフレームにおいて、移動局をスケジューリングすることができる。] [0095] 図7は、上述したスケジューリングモード1を使用してのユーザデータの送信を例示しており、最初の送信に対しては、第1層/第2層制御シグナリングによってシグナリングされないものと想定する。ブラインド検出の試行回数を減らす目的で、スケジューリングモード2と比較して少ない数のリソース割当ておよびトランスポートフォーマットの候補のみが許可されるものと想定することができ、なぜなら、ブラインド復号化の回数および要求される軟バッファサイズが制限されるためである。例えば、50個のリソースブロック(11個のリソース割当てビットを想定する)および25個のトランスポートフォーマットを有する10MHzのシステムにおいては、スケジューリングモード1の場合、少なくとも1275×32=40800個の候補が可能である(リソースブロック領域における連続する割当て(50×(50+1)/2個の候補)のみが可能であり、それ以外の要因(例えば可変の制御領域サイズ)は考慮しないものと想定する)。UEの複雑さの制約のため、サブフレームあたりの発生しうるブラインド復号化の回数は、40800より大幅に少ない。] 図7 [0096] したがって、許可されるリソース割当ておよびトランスポートフォーマットの候補を、(事前に)設定しておく、または、例えば上位層プロトコル(例えば無線リソース制御(RRC)プロトコルまたはMAC制御シグナリング)を使用してアクセスネットワークによって設定する(701)ことができる。例示を目的として、スケジューリングモード1に対して、リソース割当ておよびトランスポートフォーマットの32個の組合せが(事前に)設定されるものと想定すると、サブフレームあたり32回のブラインド復号化が要求される。さらには、移動局は、最初の送信が行われるサブフレームを認識していないことがある。すなわち、いくつかのサブフレームにおけるブラインド復号化が必要となることがあり、いくつかのサブフレームをバッファリングする必要が生じうる。] [0097] スケジューリングモード1においては、再送の第1層/第2層制御チャネルが、さまざまな情報のうち、最初の送信のリソース割当てもしくはトランスポートフォーマット、またはその両方に関する何らかの情報を伝えるものと想定する。これにより、上述した例においては、最初の送信が行われたサブフレーム番号が既知である場合、リソース割当ておよびトランスポートフォーマットを正確に求めるために必要であるのは5ビット(log2(32))である(候補を減らす目的で、さらに少ないビットを使用することもできる)。サブフレーム番号が移動局に既知ではない場合、サブフレーム番号に関する追加の情報を、再送と一緒に送られる第1層/第2層制御チャネル信号に含めることができる。] [0098] 最初の送信のサブフレームの候補が増大することは、ブラインド復号化の複雑さの程度(number of blind decoding complexity)には影響せず、なぜなら、複雑さの程度は、一般にはサブフレームあたりのブラインド復号化の回数によって定義されるためである。しかしながら、受信者側に要求されるバッファサイズは増大し、なぜなら、復号化の前にソフトコンバイニングを行うことができるように、下り(共有)物理チャネルの追加のサブフレームからの軟情報(ビットまたは変調シンボル)をバッファリングする必要があるためである。最初の送信において複数のサブフレームの候補が可能である場合、ブラインド合成の複雑さを軽減する目的で、再送の第1層/第2層制御チャネルが、最初の送信に使用されているサブフレーム番号の何らかの情報を伝えることができる。] [0099] 図7に戻り、基地局NB1は、プロトコルデータユニットの最初の送信を、制御シグナリングなしで、すなわち移動局MS1のサブフレームの第1層/第2層制御チャネル上でその送信を明示的に示すことなく、移動局MS1に送信する(702)。例えば、下り(共有)物理チャネル上のリソース割当てが持続的であるため、移動局MS1は、ユーザ送信がその特定のサブフレームにおいて行われるものと想定し、プロトコルデータユニットの最初の送信を含んでいるサブフレームを受信し、物理チャネルから受信された情報に対するブラインド検出を、前に設定された(701)リソース割当ておよびトランスポートフォーマットの候補を試すことによって、実行する(703)。] 図7 [0100] 図7に示した例においては、ブラインド検出(703)が成功しない、すなわち、試したリソース割当ておよびトランスポートフォーマットの組合せでは正常に復号化できないものと想定している(例えば、受信した物理チャネル情報における送信エラーによる)。したがって、移動局MS1は、最初の送信が正常に復号化されなかったことを示すため、否定応答を基地局NB1に送信する(704)。さらには、HARQプロトコルによってソフトコンバイニングがサポートされている場合、移動局MS1は、再送とのソフトコンバイニングを行うことができるように、受信した物理チャネル情報(例えば、個々の変調シンボルの軟値、あるいはチャネルビットの対数尤度比(LLR))を格納する。] 図7 [0101] 基地局NB1は、否定応答(NACK)を受信し、プロトコルデータユニットの再送のための第1層/第2層制御チャネル信号を生成する(705)。第1層/第2層制御チャネル信号の内容については、図5および図6に関連して後からさらに詳しく説明する。その後、基地局NB1は、第1層/第2層制御チャネル信号と、プロトコルデータユニットの再送とを、移動局MS1に送信する(706,708)。] 図5 図6 [0102] 移動局MS1は、第1層/第2層制御チャネル信号とプロトコルデータユニットの再送とを備えているサブフレームを受信し、制御チャネル信号の内容を、制御チャネル信号の中に示されているスケジューリングモードに応じて解釈する。次に、移動局MS1は、基地局NB1からの制御チャネル信号に含まれている制御チャネル情報を使用して、プロトコルデータユニットの復号化を試みる(709)。オプションとして、HARQプロトコルによってソフトコンバイニングが提供されている場合、復号化する(709)前に、各HARQプロセスの軟バッファの中の情報を、受信された(708)プロトコルデータユニットの再送と合成する。復号化が正常に行われた場合、移動局MS1は肯定応答(ACK)を基地局NB1に送る(710)。プロトコルデータユニットが正常に復号化されない場合、NACKを送ることができ、ソフトコンバイニングを利用している場合、後から別の再送とのソフトコンバイニングを行うことができるように、受信した再送の下り(共有)物理チャネル情報を、関連するHARQ軟バッファに格納しておくこともできる。] [0103] 図7に関連して上述した移動局MS1および基地局NB1の動作は、図9および図10に示した流れ図にさらに詳しく例示してある。図9は、本発明の一実施形態による、基地局の例示的な動作の流れ図を示しており、図10は、スケジューリングモード1を使用するときの、本発明の例示的な実施形態による、移動局の例示的な動作の流れ図を示している。] 図10 図7 図9 [0104] 図9において、基地局NB1のMACプロトコルエンティティが、移動局MS1に送信するための送信対象の新しいプロトコルデータユニットを受け取ると、基地局NB1のスケジューリングユニットは、最初に、その新しいプロトコルデータユニットに使用されるスケジューリングモードを決定する(901)。] 図9 [0105] スケジューリングモード1を使用してプロトコルデータユニットを送信する場合、基地局NB1は、図7のステップ702に関連して説明した方法に類似する方法において、プロトコルデータユニットを(制御シグナリングなしで)移動局MS1に送信し(902)、この場合、例えば特殊な第1層/第2層制御チャネルフォーマットによって事前に設定される、あるいは上位層プロトコルによって設定される(図7のステップ701を参照)リソース割当ておよびトランスポートフォーマットの組合せを使用する。] 図7 [0106] スケジューリングモード2を使用してプロトコルデータユニットを送信する場合、基地局NB1は、プロトコルデータユニットを送信するための適切なリソース割当ておよびトランスポートフォーマットを選択し、第1層/第2層制御チャネル信号を生成する(903)。この信号は、プロトコルデータユニットに対して選択したリソース割当ておよびトランスポートフォーマットを示しており、スケジューリングモード2を移動局MS1に示す目的で、フィールド内の符号点値は設定されていない。次に、基地局NB1は、生成した制御チャネル信号およびプロトコルデータユニットを移動局MS1に送信する(904)。] [0107] 本発明の例示的な実施形態においては、スケジューリングモード2の場合における第1層/第2層制御チャネルは、表2に示した情報を少なくとも含んでおり、図4に示した制御チャネルフォーマットの一方を有するものと想定する。図4における上側の制御チャネルフォーマットは、表2における例示的な定義による、制御チャネル信号の最小限の内容を示している。図4の下側の第2の制御チャネルフォーマットは、上側の制御チャネルフォーマットと同じ制御チャネル情報を備えていることができ、さらに、オプションの追加の情報(例えば、上り物理制御チャネル(PUCCH)の電力制御(例:CQI(チャネル品質インジケータ)またはACK/NACK)、プリコーディング情報、第2の符号語のためのトランスポートフォーマット情報、第2の符号語のためのHARQ情報)も含めることができる。これら追加の情報は、表2において疑問符によって示したようにサイズを可変とすることができる。] 図4 [0108] ] [0109] 図9に戻り、基地局NB1は、スケジューリングモードには関係なく、プロトコルデータユニットの最初の送信のフィードバックを受信する(905)。したがって、基地局NB1は、移動局MS1においてプロトコルデータユニットを正常に復号化できたかを、移動局MS1からのフィードバックに基づいて判定する(906)。正常に復号化された場合、次のプロトコルデータユニットを送ることができる。] 図9 [0110] プロトコルデータユニットが正常に復号化されなかったことがフィードバックメッセージによって示される場合、基地局NB1は、そのプロトコルデータユニットを送信するための適切なリソース割当ておよびトランスポートフォーマットを選択し(トランスポートブロックサイズは一般にはプロトコルデータユニットのすべての送信において一定である)、第1層/第2層制御チャネル信号を生成する(907)。この信号は、プロトコルデータユニットに対して選択したリソース割当ておよびトランスポートフォーマットを示しており、スケジューリングモードを移動局MS1に示すために使用されるフィールドの適切な値が設定されている。この場合、第1層/第2層制御チャネル信号フォーマットは、プロトコルデータユニットに対して使用されるスケジューリングモードに依存する。] [0111] スケジューリングモード1を使用している場合、生成する第1層/第2層制御チャネル信号は、例えば、すでに送られた最初の送信(ブロック902を参照)およびこれから送るプロトコルデータユニットの再送におけるリソース割当てと、プロトコルデータユニットの最初の送信および再送におけるトランスポートフォーマット(ただしこれは一般的な場合には変更しないべきであり、あるいは互いから計算することができる)とを備えていることができる。移動局MS1は、プロトコルデータユニットの再送において送られる制御チャネル信号の中の、最初の送信のリソース割当ておよびトランスポートフォーマットの指示情報を使用することにより、(HARQバッファに格納されている)最初の送信の復号化をこの制御チャネル情報を用いて再試行することができるが、一般には、この指示情報は、現在の再送とHARQバッファからの正しい内容と適切に合成する目的で使用される。] [0112] プロトコルデータユニットに対してスケジューリングモード2を使用する場合、制御チャネル情報は、ステップ903において生成してステップ904において送る情報に類似する内容を有することができる。あるいは、プロトコルデータユニットの最初の送信および再送における制御チャネル信号を、本明細書において前出の特許文献2に記載されているように形成することができる。] [0113] 基地局NB1は、プロトコルデータユニットの再送に関連する制御チャネル信号を生成すると(907)、その制御チャネル信号と、プロトコルデータユニットの再送とを送信する(908)。] [0114] 図10は、スケジューリングモード1を使用するときの、本発明の例示的な実施形態による、移動局の例示的な動作の流れ図を示している。最初のステップにおいて、移動局MS1は、下り(共有)物理チャネルからサブフレームを受信する(1001)。例えば、下り(共有)物理チャネルにおけるリソースが持続的に割り当てまたは予約されていることに起因して、移動局MS1は、ユーザ送信がそのサブフレームにおいて行われていることを認識し、物理チャネルから受信された情報に対するブラインド検出を、例えば前に設定されたリソース割当ておよびトランスポートフォーマットの候補を試すことによって、実行する(1002)。] 図10 [0115] ブラインド検出が成功する、すなわち移動局MS1によってプロトコルデータユニットを正常に復号化することができた場合、移動局MS1は、肯定応答(ACK)を基地局NB1に送信する(1004)。ブラインド検出が成功しない、すなわち、(例えば、物理チャネルの受信した情報における送信エラーに起因して)合致するリソース割当ておよびトランスポートフォーマットが見つからない場合、移動局MS1は、最初の送信が正常に復号化されなかったことを示すため、否定応答を基地局NB1に送信する(1005)。HARQプロトコルによってソフトコンバイニングがサポートされている場合、オプションとして、移動局MS1は、再送とのソフトコンバイニングを行うことができるように、受信した物理チャネル情報(例えば、個々の変調シンボルの軟値、あるいはチャネルビットの対数尤度比(LLR))を、プロトコルデータユニットのHARQプロセスに関連するHARQバッファ領域に格納する(1006)。] [0116] 否定応答を送った後、移動局MS1は、下り(共有)物理チャネルの別のサブフレームをさらに受信する(1007)。このサブフレームは、例えば、図5および図6に関連して以下に説明するように、プロトコルデータパケットの最初の送信および再送における制御チャネル情報を示している第1層/第2層制御チャネル信号を備えている。移動局MS1は、制御チャネル信号を正常に取得する(1008)と、バッファに格納されている、最初の送信の物理チャネル情報と、ステップ1007において受信したサブフレームに含まれている再送の物理チャネル情報とのソフトコンバイニングを実行した後、プロトコルデータユニットを復号化する(1009)。移動局MS1は、プロトコルデータユニットが正常に復号化できたものと判定する(1010)と、肯定応答を基地局NB1に送信する(1011)。そうでない場合、移動局MS1は、否定応答を送信し(1012)、ステップ1007において受信したサブフレームに含まれている再送の物理チャネル情報を、そのプロトコルデータユニットの送信に使用されているプロセスのHARQバッファ領域に格納する。] 図5 図6 [0117] 本明細書において前述したように、制御チャネル信号のHARQプロセスフィールドにおいて符号点を定義することができる。この例においては、制御チャネル信号は、プロトコルデータユニットのHARQプロセス番号をシグナリングするための制御チャネルフィールドを有するものと想定している。] [0118] 図5は、本発明の一実施形態による例示的な第1層/第2層制御チャネル信号を示しており、この信号では、スケジューリングモードを示すためにHARQフィールドが使用され、制御チャネル信号におけるTF/RV/NDIフィールドの使用はスケジューリングモードに依存する。] 図5 [0119] スケジューリングモード2の場合、TF/RV/NDIフィールドは、トランスポートフォーマット(TF)、冗長バージョン(RV)、および新規データインジケータ(NDI)を示している。制御チャネルのこれらのパラメータは、例えば、図5に例示的に示したように、および特許文献2に記載されているように、一緒に符号化することができる。あるいは、プロトコルデータユニットのこれらのパラメータは、個々のフィールドにおいて個別に符号化することもでき、または、同じく特許文献2に記載されているように、プロトコルデータユニットのトランスポートフォーマットおよび冗長バージョンを一緒に符号化することができる。] 図5 [0120] 軟バッファの管理負荷を抑制する目的で、スケジューリングモード1によって送信されるデータには、既存のプロセスのうち特定のHARQプロセスを予約することが有利である。この場合、第1層/第2層制御チャネルがスケジューリングモード1のフォーマットを有することを、事前に設定されるプロセス(「符号点」)(例:111)を使用して示すことができる。] [0121] 例示的な一実施形態においては、リソース割当てフィールドは、スケジューリングモード1およびスケジューリングモード2の両方において同じであり、なぜなら、このフィールドにより、再送のリソース割当てにおける十分な柔軟性を提供できるためである。さらに、CRC/UE IDフィールド(制御チャネル情報の送信先である移動局または移動局のグループの識別子によってマスクされたCRCチェックサムを含んでいる)も、スケジューリングモード1およびスケジューリングモード2のいずれの制御チャネル信号フォーマットにおいても変更されておらず、なぜなら、(1つまたは複数の)対象の移動局を識別して、制御チャネルの内容をそれ以外の移動局が読み取ることを防止する目的で、このフィールドが必要であるためである。] [0122] 図5に示した例においては、(1つまたは複数の)TF/RV/NDIフィールドの内容/解釈は、スケジューリングモードに依存している。プロトコルデータユニットの送信にスケジューリングモード1を使用する場合、制御チャネル信号は、そのプロトコルデータユニットを伝えるサブフレームの(1つまたは複数の)リソースブロックを示すリソース割当て(RA)フィールドを備えている(リソース割当ては最初の送信と再送とで変更されうる)。リソース割当てフィールドのサイズは、この例においては、スケジューリングモード2の制御チャネルフォーマットにおけるサイズと同じである。再送のトランスポートブロックサイズは、最初の送信の場合と同じであると想定できるため、この情報は、最初の送信に関する情報を提供する隣の制御チャネルフィールドから符号化して取得することができる。] 図5 [0123] このようなフィールドとして、制御チャネル信号は、最初の送信に関する情報を提供するフィールドを備えている(このフィールドは、制御チャネル信号の中でのポジションおよびフィールドサイズが、スケジューリングモード2のフォーマットのTF/RV/NDIフィールドと一致している)。このフィールドは、例えば、最初の送信のトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ)および冗長バージョンを示すために使用することができる。スケジューリングモード1の場合、制御チャネル信号は再送に対して送られるのみであるため、NDIは必要ない。したがって、スケジューリングモード2のフォーマットと比較すると、このフィールド全体を最初の送信に関する制御情報に使用することができる。最初の送信に関する情報を提供するこの制御チャネルフィールドでは、トランスポートフォーマットおよび冗長バージョンに関する制御情報を一緒に符号化することができる。あるいは、最初の送信に関する情報を提供する制御チャネルフィールドを、トランスポートフォーマットおよび冗長バージョンのための個別のサブフィールドに分割することができる。あるいは、最初の送信に関する情報を提供する制御チャネルフィールドがトランスポートフォーマットのみを含んでおり、冗長バージョンを不要とすることができる。] [0124] スケジューリングモード1の場合、HARQプロセスフィールドには符号点「111」が設定され、この設定は、プロトコルデータユニットのHARQプロセス番号を示す一方で、プロトコルデータユニットの送信にスケジューリングモード1が使用されていることを示す。] [0125] スケジューリングモード2の場合、HARQプロセスフィールドは、適切なHARQプロセス番号を示し、したがって、プロトコルデータユニットの送信にスケジューリングモード2および対応する制御チャネルフォーマットが使用されていることを暗黙的に示す。] [0126] 本発明の代替実施形態においては、制御チャネルフォーマットにおけるいくつかのフィールド(符号点を定義する(1つまたは複数の)フィールドを除く)のサイズおよびポジションは、異なるスケジューリングモードにおいて異なっていてもよい。このことは図6に例示してある。図6は、本発明の一実施形態による別の例示的な第1層/第2層制御チャネル信号を示しており、この信号では、HARQフィールドを使用してスケジューリングモードを示し、制御チャネル信号におけるリソース割当て(RA)フィールドおよびTF/RV/NDIフィールドの使用はスケジューリングモードに依存する。スケジューリングモード1およびスケジューリングモード2における制御チャネルフォーマットのうち、制御チャネル信号に含まれるフィールドについては、図5に示した例と本質的に一致している。しかしながら、リソース割当てフィールドのサイズは、スケジューリングモード2のフォーマットと比較してスケジューリングモード1では変更されている。スケジューリングモード2の制御チャネルフォーマットにおける(1つまたは複数の)TF/RV/NDIフィールドのサイズおよび使用も、同様にスケジューリングモード1では変更されている。] 図5 図6 [0127] 図6に示した例においては、スケジューリングモード1におけるリソース割当てフィールドが、スケジューリングモード2における対応するフィールドよりも小さい。この設計は、スケジューリングモード1の場合、スケジューリングモード1を再送するのに、(スケジューリングモード2の場合のように)すべての適用可能なリソース割当てが必要とされないという想定に基づいており、なぜなら、例えば、スケジューリングモード1においては比較的小さい割当てのみが使用される、または、同じ割当てサイズの、少ない数の割当てで十分であるためである。したがって、プロトコルデータユニットの最初の送信の制御チャネル情報を示すフィールドに、より多くの制御情報ビットを割り当てることができる。] 図6 [0128] 別の実施形態においては、制御チャネル信号のHARQプロセスフィールド以外のフィールドを使用して符号点を定義する。例えば、制御チャネル信号が、プロトコルデータユニットのトランスポートフォーマットを示す個別のフィールド(TFフィールド)を備えている。この実施形態によると、プロトコルデータユニットの送信にスケジューリングモード1を使用していることを示す符号点として、TFフィールドのビットによって表すことのできる1つの値を予約する。さらに、この実施形態のバリエーションにおいては、制御チャネル信号におけるRV/NDIフィールドを使用して、プロトコルデータユニットの冗長バージョンおよび新規データインジケータを一緒に符号化することができる。] [0129] 別の実施形態においては、次の表3に例示的に示したように、複数のTF「符号点」を予約することができる。スケジューリングモード1の場合に要求されるトランスポートフォーマット(例えばトランスポートブロックサイズあるいはMCSレベル)の数が制限されていると想定すると、これにより、スケジューリングモード2のための比較的少数のTF値が使用できなくなるだけで、TBSあるいはMCSレベルを(事前に)設定されている候補から決定することができる。例えば、TFフィールドが6ビットを有し、スケジューリングモード2に対して8個のTBS値が事前に設定されている場合、スケジューリングモード1においては64個のTF値のうち8個が「使用できない」にすぎない。さらには、これらの「符号点」のうちの1つをシグナリングすることによって、上述したような残りの制御チャネルフィールドのすべてまたは一部の使用方式の変更を示すことができる。] [0130] ] [0131] 特許文献2に記載されているように、トランスポートフォーマットがプロトコルデータユニットの冗長バージョンと一緒に符号化される場合にも、表4に示したように符号点を共用フィールドに定義することができる。表4に例示した方式に類似する方式において、複数の符号点を定義することもできる。] [0132] ] [0133] 本発明のさらなる代替実施形態として、上述した方式に類似する方式において、制御チャネル信号のリソース割当てフィールドを使用して1つまたは複数の符号点を定義することができる。この実施形態のバリエーションにおいては、リソース割当てフィールドは、非特許文献9(http://www.3gpp.orgにおいて入手可能であり、参照によって本文書に組み込まれている)に指定されているヘッダーを有し、リソース割当てフィールドにおけるヘッダービットの(1つまたは複数の)特定のビットの組合せを、(1つまたは複数の)符号点として定義することができる。] [0134] 同様に、さらなる実施形態においては、第1層/第2層制御チャネル信号が、冗長バージョンを示すための個別のRVフィールドを備えており、このRVフィールドを使用して少なくとも1つの符号点を定義する。] [0135] 本発明のさらなる代替実施形態においては、(スケジューリングモード2における)制御チャネルは、関連する下りデータ送信(PDSCH上)、PUCCH、または何らかの他のチャネルのための電力制御コマンドを伝えるフィールドを有することができる。スケジューリングモード1を示すためにこのフィールドの符号点を使用することができ、なぜなら、スケジューリングモード1においては、このフィールドは重要性が低い、または不要であるためである。] [0136] 制御チャネル信号の1つのフィールドにおいて符号点を定義するさまざまな方法に加えて、スケジューリングモード1を示すために予約できる各フィールドにおいて、個々の符号点を定義することができる。本発明の例示的な実施形態においては、リソース割当てフィールドおよびTFフィールドの値の組合せによって、1つまたは複数の符号点を定義することができる。この例示的な実施形態においては、(最初の送信における)ブラインド検出のリソース割当ておよびトランスポートフォーマットの候補を減らすことができ(例えば表3に示したように、TFフィールドにおける「符号点」を使用して、事前に設定されるTBSを示す)、リソース割当てフィールドにおいても、同様の方式を使用してリソース割当ての候補を減らすことができる。さらには、これらの「符号点」をシグナリングすることによって、上述したように残りの制御チャネルフィールドの一部の使用方式の変更を示すことができる。] [0137] 本文書に概説した本発明の原理を利用することのできる移動通信システムの例は、OFDM方式、MC−CDMA方式、またはパルス成形を用いるOFDM方式(OFDM/OQAM)を利用している通信システムである。] [0138] さらには、本発明のほとんどの実施形態は、ユーザデータ送信と、ユーザデータ送信に関連する制御チャネル信号とを備えている下り(共有)物理チャネルのサブフレームに関連して説明してきたが、それ以外の設計として、ユーザデータ送信のための制御チャネル情報が、ユーザデータ送信を含んでいる下り(共有)物理チャネルのサブフレームよりも先行するサブフレームにおいて送られる設計、あるいは、制御チャネル情報をシグナリングするための個別の物理制御チャネルが存在する設計も、可能であることに留意されたい。] [0139] さらには、本明細書において記載した下り(共有)物理チャネルは、例えば、3GPPLTEシステムの下り共有チャネル(PDSCH)とすることができる。] [0140] 本発明の別の実施形態は、上述したさまざまな実施形態をハードウェアおよびソフトウェアを使用して実施することに関する。本発明のさまざまな実施形態は、コンピューティングデバイス(プロセッサ)を使用して実施または実行できることが認識される。コンピューティングデバイスまたはプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブルロジックデバイスとすることができる。本発明のさまざまな実施形態は、これらのデバイスの組合せによって実行あるいは具体化することもできる。] [0141] さらに、本発明のさまざまな実施形態は、ソフトウェアモジュールによって実施することもでき、これらのソフトウェアモジュールは、プロセッサによって実行される、あるいはハードウェアにおいて直接実行される。さらに、ソフトウェアモジュールとハードウェア実装とを組み合わせることも可能である。ソフトウェアモジュールは、任意の種類のコンピュータ可読記憶媒体、例えば、RAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、レジスタ、ハードディスク、CD−ROM、DVDなどに格納することができる。] [0142] さらには、移動端末および移動局という用語は、本文書においては同義語として使用していることに留意されたい。ユーザ機器は、移動局の一例と考えることができ、3GPPベースのネットワーク(例えばLTE)において使用するための移動端末を意味する。] [0143] ここまで、本発明のさまざまな実施形態およびそれらのバリエーションについて説明してきた。具体的な実施形態において示した本発明には、広義に記載されている本発明の概念または範囲から逸脱することなく、膨大なバリエーションもしくは変更形態を創案できることが、当業者には理解されるであろう。] [0144] さらには、実施形態のほとんどは、3GPPベースの通信システムに関連して概説してあり、ここまでの説明で使用している用語は主として3GPPの用語に関連している。しかしながら、用語と、さまざまな実施形態の説明とが、3GPPベースのアーキテクチャに関連していることは、本発明の原理および発想がそのようなシステムに限定されることを意図するものではない。] [0145] さらに、上の背景技術における詳しい説明は、本明細書に記載されている、ほとんどが3GPPに固有な例示的な実施形態を深く理解することを目的としており、移動通信ネットワークにおけるプロセスおよび機能の、説明した特定の実装形態に本発明を制限するものではないことを理解されたい。しかしながら、本文書に提案した改良・改善は、背景技術に記載したアーキテクチャにおいてただちに適用することができる。さらには、本発明のコンセプトは、3GPPによって現在議論されているLTERANにおいてもただちに使用することができる。]
权利要求:
請求項1 少なくとも2つの異なるスケジューリングモードを提供する移動通信システムにおいて使用するための制御チャネル信号であって、複数のビットから成る少なくとも1つの制御情報フィールド、を備えており、前記制御情報フィールドの前記ビットによって表すことのできる値の少なくとも1つが、プロトコルデータユニットの形における関連するユーザデータを送信するための前記スケジューリングモードと、制御チャネルフォーマットとを受信者に示すために使用される符号点、を定義している、制御チャネル信号。 請求項2 前記制御チャネル信号のビットの数が、少なくとも2つのスケジューリングモードにおいて等しい、請求項1に記載の制御チャネル信号。 請求項3 前記符号点が、前記制御チャネル信号における複数の異なる制御情報フィールドの所定の値の組合せによって定義される、請求項1または請求項2に記載の制御チャネル信号。 請求項4 少なくともHARQプロセスフィールドとRVフィールドとが、前記符号点を定義するために使用される、請求項3に記載の制御チャネル信号。 請求項5 前記制御チャネルフィールドが、すべての制御チャネルフォーマットにおいて前記制御チャネル信号の中の一定のポジションに位置している、請求項1から請求項4のいずれかに記載の制御チャネル信号。 請求項6 前記符号点を示すための前記制御情報フィールドが前記HARQプロセスフィールドである、請求項1から請求項3のいずれかに記載の制御チャネル信号。 請求項7 1つのHARQプロセスが1つのスケジューリングモードに対して予約されており、予約された前記HARQプロセスを示す前記HARQプロセスフィールドのビットによって表される値が、前記符号点を定義している、請求項6に記載の制御チャネル信号。 請求項8 前記符号点を示すための前記制御チャネルフィールドが、前記制御チャネル信号のリソース割当てフィールドである、請求項1から請求項5のいずれかに記載の制御チャネル信号。 請求項9 前記リソース割当てフィールドがヘッダーを備えており、前記符号点が、前記リソース割当てフィールドのヘッダーのビットの特定の組合せによって定義される、請求項8に記載の制御チャネル信号。 請求項10 前記制御情報フィールドが、前記制御チャネル信号のトランスポートフォーマットフィールドである、請求項1から請求項6のいずれかに記載の制御チャネル信号。 請求項11 前記トランスポートフォーマットフィールドが複数の符号点を示しており、前記複数の符号点のサブセットが1つのスケジューリングモードの使用を示している、請求項10に記載の制御チャネル信号。 請求項12 前記制御情報フィールドが、持続的なスケジューリングモードまたは動的なスケジューリングモードのいずれかを示すために使用される、請求項1から請求項11のいずれかに記載の制御チャネル信号。 請求項13 少なくとも2つの異なるスケジューリングモードを提供する移動通信システムにおいて使用するためのスケジューリングユニットであって、請求項1から請求項12のいずれかに記載の制御チャネル信号を生成して少なくとも1つの受信者に送信するようにされている、スケジューリングユニット。 請求項14 ユーザデータの送信に第1のスケジューリングモードが使用される場合に、前記プロトコルデータユニットの再送においてのみ制御チャネル信号を送信するようにされている、請求項13に記載のスケジューリングユニット。 請求項15 しきい値より小さいサイズを有するプロトコルデータユニットの送信に前記第1のスケジューリングモードを使用し、前記しきい値より大きいかそれに等しいサイズを有するプロトコルデータユニットの送信に第2のスケジューリングモードを使用するようにされている、請求項13または請求項14に記載のスケジューリングユニット。 請求項16 ユーザデータの送信に使用される前記スケジューリングモードに応じて、異なる制御チャネル信号フォーマットを生成するようにされている、請求項13から請求項15のいずれかに記載のスケジューリングユニット。 請求項17 前記符号点を定義する前記少なくとも1つの制御情報フィールドが、前記HARQプロセスフィールドである、請求項13から請求項16のいずれかに記載のスケジューリングユニット。 請求項18 1つのスケジューリングモードに対して1つのHARQプロセスが予約されており、予約されている前記HARQプロセスを示す前記HARQプロセスフィールドのビットによって表される値が、前記符号点を定義している、請求項17に記載のスケジューリングユニット。 請求項19 前記制御情報フィールドが、前記制御チャネル信号のトランスポートフォーマットフィールドである、請求項13から請求項16のいずれかに記載のスケジューリングユニット。 請求項20 前記トランスポートフォーマットフィールドが複数の符号点を示しており、前記複数の符号点のサブセットが1つのスケジューリングモードの使用を示している、請求項19に記載のスケジューリングユニット。 請求項21 前記第1のスケジューリングモードが持続的なスケジューリングモードであり、前記第2のスケジューリングモードが動的なスケジューリングモードである、請求項13から請求項20のいずれかに記載のスケジューリングユニット。 請求項22 移動通信システムにおいて使用するための基地局であって、請求項13から請求項16のいずれかに記載のスケジューリングユニットを備えている、基地局。 請求項23 前記スケジューリングユニットによって生成される制御チャネル信号と、ユーザデータを備えているプロトコルデータユニットとを移動端末に送信する送信器ユニット、をさらに備えており、前記プロトコルデータユニットを送信するのに少なくとも2つの異なるスケジューリングモードのうち第1のスケジューリングモードが使用される場合に、前記プロトコルデータユニットの再送においてのみ前記制御チャネル信号を送信するように、前記送信器ユニットを制御するようにされている、請求項22に記載の基地局。 請求項24 前記移動局からのフィードバックメッセージを受信する受信器ユニット、をさらに備えており、前記フィードバックメッセージが、前記基地局によって以前に送信されたプロトコルデータユニットが前記移動局によって正常に復号化されたかを示している、請求項23に記載の基地局。 請求項25 前記第1のスケジューリングモードが、前記ユーザデータを前記移動端末に送信するのに使用され、前記ユーザデータを伝える前記プロトコルデータユニットの最初の送信に対する、前記受信器ユニットによって受信されるフィードバックメッセージが、前記プロトコルデータユニットが前記移動局によって正常に復号化されなかったことを示しており、前記基地局が、前記スケジューリングユニットに、前記プロトコルデータユニットの再送のための制御チャネル信号を生成させ、前記送信器ユニットに、前記プロトコルデータユニットおよび生成された前記制御チャネル信号を前記移動局へ再送させるようにされており、前記制御チャネル信号が、前記プロトコルデータユニットの前記再送および前記最初の送信に使用されたトランスポートフォーマットおよび下り物理チャネルリソースを示している請求項23に記載の基地局。 請求項26 移動通信システムにおいて使用するための移動局であって、前記移動局は、プロトコルデータユニットの形におけるユーザデータを下りリンク上で受信し、下り物理チャネルのサブフレームを基地局から受信し、受信された前記サブフレームに対してブラインド検出を実行することによって、受信された前記サブフレームの中でユーザデータを伝えるプロトコルデータユニットの最初の送信を復号化する、受信器ユニットと、ブラインド検出において前記プロトコルデータユニットが正常に復号化されなかったことを示す否定フィードバック、を前記基地局に送信する送信器ユニットであって、前記受信器ユニットが、前記否定フィードバックに対応して、請求項1〜12のいずれか1項に記載の前記制御チャネル信号を備えている、前記下り物理チャネルの別のサブフレーム、を前記基地局から受信するように、さらにされており、前記制御チャネル信号が、前記プロトコルデータユニットの前記再送および前記最初の送信に使用されたトランスポートフォーマットおよび下り物理チャネルリソースを示している、前記送信器ユニットと、前記制御チャネル信号に基づいて前記プロトコルデータユニットを復号化する復号器と、を備えている、移動局。 請求項27 正常に復号化されなかった前記プロトコルデータユニットの最初の送信を一時的に格納しておくためのバッファ、をさらに備えており、前記復号器が、復号化する前に、前記プロトコルデータユニットの前記最初の送信および前記再送のソフトコンバイニングを実行するようにされている、請求項26に記載の移動局。 請求項28 移動通信システムにおいて制御チャネル信号を提供する方法であって、基地局によって実行される以下のステップ、すなわち、請求項1から請求項12のいずれかに記載の制御チャネル信号を生成するステップと、生成した前記制御チャネル信号を物理チャネルのサブフレームにおいて送信するステップと、を含んでいる、方法。 請求項29 少なくとも2つの異なるスケジューリングモードのうち第1のスケジューリングモードが前記プロトコルデータユニットの送信に使用される場合において、前記基地局が、前記プロトコルデータユニットの再送においてのみ前記制御チャネル信号を送信する、請求項28に記載の方法。 請求項30 移動局からのフィードバックメッセージを前記基地局において受信するステップであって、前記フィードバックメッセージが、前記基地局によって以前に送信されたプロトコルデータユニットが前記移動局によって正常に復号化されたかを示している、前記ステップ、をさらに含んでいる、請求項29に記載の方法。 請求項31 第1のスケジューリングモードが、前記ユーザデータを前記移動端末に送信するのに使用され、前記ユーザデータを伝える前記プロトコルデータユニットの最初の送信に対するフィードバックメッセージが前記受信器ユニットによって受信され、前記フィードバックメッセージが、前記プロトコルデータユニットが前記移動局によって正常に復号化されなかったことを示しており、前記プロトコルデータユニットの再送のための制御チャネル信号を生成するステップと、前記プロトコルデータユニットおよび生成された前記制御チャネル信号を前記移動局へ再送するステップであって、前記制御チャネル信号が、前記プロトコルデータユニットの前記再送および前記最初の送信に使用されたトランスポートフォーマットおよび下り物理チャネルリソースを示している、前記ステップと、をさらに含んでいる、請求項29に記載の方法。 請求項32 プロトコルデータユニットの形におけるユーザデータを下りリンク上で受信するための、移動通信システムにおいて使用する方法であって、移動局によって実行される以下のステップ、すなわち、下り物理チャネルのサブフレームを基地局から受信し、受信された前記サブフレームに対してブラインド検出を実行することによって、受信された前記サブフレームの中でユーザデータを伝えるプロトコルデータユニットの最初の送信を復号化する、ステップと、ブラインド検出において前記プロトコルデータユニットが正常に復号化されなかったことを示す否定フィードバック、を前記基地局に送信するステップと、前記否定フィードバックに対応して、制御チャネル信号を備えている、前記下り物理チャネルの別のサブフレーム、を前記基地局から受信するステップであって、前記制御チャネル信号が、前記プロトコルデータユニットの前記再送および前記最初の送信に使用されたトランスポートフォーマットおよび下り物理チャネルリソースを示している、前記ステップと、前記制御チャネル信号に基づいて前記プロトコルデータユニットを復号化するステップと、を含んでいる、方法。 請求項33 正常に復号化されなかった前記プロトコルデータユニットの最初の送信をバッファに一時的に格納しておくステップと、復号化する前に、前記プロトコルデータユニットの前記最初の送信および前記再送をソフトコンバイニングするステップと、をさらに含んでいる、請求項32に記載の方法。 請求項34 命令を格納しているコンピュータ可読媒体であって、前記命令が基地局のプロセッサによって実行されたとき、それに起因して、前記基地局が移動通信システムにおいて制御チャネル信号を提供し、前記制御チャネル信号の提供が、以下のステップ、すなわち、請求項1から請求項12のいずれかに記載の制御チャネル信号を生成するステップと、生成された前記制御チャネル信号を物理チャネルのサブフレームにおいて送信するステップと、による、コンピュータ可読媒体。 請求項35 さらなる命令を格納しており、前記命令が前記基地局の前記プロセッサによって実行されたとき、それに起因して、前記基地局が、請求項29から請求項31のいずれかに記載の方法の一連のステップを実行する、請求項34に記載のコンピュータ可読媒体。 請求項36 命令を格納しているコンピュータ可読媒体であって、前記命令が移動局のプロセッサによって実行されたとき、それに起因して、前記移動局が、プロトコルデータユニットの形におけるユーザデータを下りリンク上で受信し、前記受信が、以下のステップ、すなわち、下り物理チャネルのサブフレームを基地局から受信し、受信された前記サブフレームに対してブラインド検出を実行することによって、受信された前記サブフレームの中でユーザデータを伝えるプロトコルデータユニットの最初の送信を復号化するステップと、ブラインド検出において前記プロトコルデータユニットが正常に復号化されなかったことを示す否定フィードバックを前記基地局に送信するステップと、前記否定フィードバックに対応して、制御チャネル信号を備えている、前記下り物理チャネルの別のサブフレーム、を前記基地局から受信するステップであって、前記制御チャネル信号が、前記プロトコルデータユニットの再送および前記最初の送信に使用されたトランスポートフォーマットおよび下り物理チャネルリソースを示している、前記ステップと、前記プロトコルデータユニットを前記制御チャネル信号に基づいて復号化するステップと、による、コンピュータ可読媒体。 請求項37 さらなる命令を格納しており、前記命令が前記移動局の前記プロセッサによって実行されたとき、それに起因して、前記移動局が、正常に復号化されなかった前記プロトコルデータユニットの前記最初の送信、を一時的にバッファに格納し、復号化する前に、前記プロトコルデータユニットの前記最初の送信および前記再送をソフトコンバイニングする、請求項36に記載のコンピュータ可読媒体。
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